ハムスターを飼ったことがあります

子供のころから動物が好きで、幼いころは犬か猫を飼いたいと言っては母を困らせていました。うちは母子家庭で、ペットなんか飼う余裕はまったくなかったんですが、子供のころはそういうことがわからなかったんですね。

でもどうしてもペットがほしかった私はさんざん無理を言って、たしか十歳の誕生日プレゼントか何かにハムスターを買ってもらったんです。それはもう大喜びでしたよ。犬や猫に比べれば小さいけれど、あれはあれでかわいい動物ですからね。事前に交わした「ちゃんと一人で面倒を見る」という約束も守り、毎日エサをやったりケージを掃除したり、かなりきっちりと世話をしたと思います。

でも、たぶん可愛がりすぎてストレスを与えてしまったんでしょう。そのハムスターは半年ぐらいで死んでしまいました。ひどいショックを受けて、学校を休んだおぼえがあります。そのとき以来、私はペットを飼っていません。それまではカブトムシやクワガタなんかを飼ったりもしていましたが、ハムスターが死んだのを機にすっぱり足を洗ってしまいました。子供心に『死』というものが耐えられなかったんだと思います。

いまでも動物は好きなので犬や猫を見るたび自分でも飼いたいなぁと思うときがあるのですが、いずれ死ぬことを考えると躊躇してしまいます。子供のころと違って、ペットを飼うぐらいの余裕はあるんですけれどね。ときどき、ゾウガメでも飼おうかなと思うことがあります。でも、もしゾウガメが死んだら、それこそショックだろうなぁと思って手が出せません。